あるDV被害者の話と、その先の未来へ。

DV・ドメスティックバイオレンス・DVの連鎖

あるDV被害者の話

「現在、夫から日常的に暴力を受けています。今いちばん心配な事は、それを見て育っている息子が将来DV男にならないかどうかなんです」
「別居する意思はないのですか?」
「はい、今のところは」
「・・・。一定の割合でDVの連鎖はあると言われていますが、子どもにとって安心安全な場所で養育することで、DVの連鎖は防げると言われています」
「(ホッとした声で)じゃあ、私は息子をこのままフォローしていけば大丈夫なんですね!」

あなたは、この会話に違和感を感じましたか?
私はものすごく違和感を感じました。

DV被害者の本当の思い

彼女は、今いるその場所が本当に安心安全な場所だと思っているのだろうか。
まだ幼い息子は、父親が母親に暴力を振るう姿に何を見てどのように感じているのだろうか。
彼女が今いちばん心配な事は、暴力を振るわれている自分でもなく、DVを見て育つ息子の「今」でもなく「将来」だと思っている理由は?
子の前で暴力を受けているのに別居の意思がないのはどうして?

DVされているなら逃げればいいのに!と思うでしょうが、DVの関係性はとても特殊でその関係性をDVだと気付いてもらうことから始めなければならないケースもあるということです。

DV被害者は、洗脳とコントロールでDV加害者に支配された状態になっています。
逃げたらもっと怒られて暴力が酷くなる、相手に逆らうことなんてできない、どこの家庭も夫婦は同じような関係だと思う、暴力的だけど優しい時もある、私には彼しかいない、彼を変えられるのは私だけ、というような歪んだ愛情で関係が構築されています。

身体は訴え続けていた

DV被害者は心では平常を保とうとしていても、DVの環境に居続けることで身体に症状が出ることもあります。

ストレスなどにより免疫力が低下し体調を悪くされてしまうケースもありますし、身体がこれ以上暴力をされまいとして「すでに私の体は不調だからこれ以上危害を加えないで」と言わんばかりに無意識のうちに故障のような体現をしてくることもあります。
DV被害を受けている若く美しい女性が、一見とても健康そうに見えるのに席を立ったら杖をついていた、という状況も何度か見てきました。

私には、彼女たちの身体がなにかを訴えているように見えてならなかったのです。
「思い切ってDV夫から逃げたら、心身ともに少しづつではあるが健康になった」という人も少なくありません。

DV加害者はなぜ妻に暴力を振るうのか

DV加害者はなぜDVをしてしまうのでしょうか?

DV加害者の多くは理想が高く「こうあるべきだ」をパートナーにぶつけ、コントロールが上手くいかないと暴力に発展します。
また、自分の感情を相手に上手く伝えることができず暴力で相手を支配する傾向にある人、幼少期の親子関係の中で支配関係が当然のようにあったなど、平等な人間関係とコミュニケーションを知らないことも原因とされています。

DV被害者はその状況を見極め、身を守る手段を知って欲しいと思います。
離婚を前提とした話し合いをする場合は、自身の安心安全な場所をしっかりと確保してから離婚の意思を伝えること。
離婚の話し合いは2人だけで進めるのではなく、間に誰かが入ってくれると安心ですね。

あなたがあなたらしく生きるために

夫婦は、ほんとうにこのままの関係で良いのか?
理不尽なことをされたり言われたりしていないだろうか?
この夫婦関係は平等だと言えるのだろうか?

DV被害にあわれたと感じている方は、何故そう感じるのかを専門家に相談されると夫婦の本当の姿が見えてくることがあります。
悩んでいる方は、勇気を出して相談機関に繋がってみることをお勧めします。
あなたがあなたらしく輝ける人生になるために。

 

カテゴリー: 埼玉離婚相談ブログ, 離婚問題
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