浮気を繰り返すDV夫と離婚したい。まずはどうしたら?

ドメスティックバイオレンス・DV・離婚

先日、記事タイトルのようなお問合せを頂きました。

夫が浮気をするようになってから急にドメスティックバイオレンス(DV)夫になった、というケースもあれば、浮気が始まった頃は妙に優しく家族に気を遣うような面があったが、徐々にモラハラ夫に変身したという家庭もあります。

近年では身体的暴力よりも、モラルハラスメント(相手の人格を無視した精神的な暴力や嫌がらせのこと)を受けているご相談が多いように思います。

DVもあり不貞行為を繰り返すとなれば、すぐにでも逃げ出したい、夫と別れたいという心境だと思います。
でもここで夫に離婚の意思を伝えることは止めましょう。
水面下でしっかりと準備を進めていくことが大事です。

しかし、命の危険を感じるようなDVは早急に避難してくださいね!
DVの渦中にある時にあなたの命を守れるのはその時のあなたの決断です。
あと少し、まだ大丈夫、耐えられる、と思っているうちに事態が悪化します。
DVから逃げることは自分を守ることに繋がります。

それでは、DV夫と離婚をするまでにやることリストの例を挙げてみますね。

夫の浮気や暴力の証拠を集めましょう。

DV夫と離婚をする場合、協議離婚ではどうしても難航する事のほうが多いようです。

当事者間で話し合いが出来ない場合は、弁護士に間に入ってもらう、家庭裁判所に離婚調停を申し立て離婚の話し合いを進める等対策をしましょう。

DV夫から受けてきた事実を第三者に立証するためにも、浮気やDVの証拠は残しておきましょう。
慰謝料の獲得に繋がりますし、DV夫が言い逃れを出来ない状況を作っていくことが出来ます。

相談する

とにかく1人で塞ぎ込まないことです。

浮気やDVを受けていると自己肯定感が低くなってしまい、自分が悪いから浮気やDVをされるなど考えてしまいますが、そうではありません。
また、家庭内のことを他人に話すのは恥ずかしいなどと思う必要もないんです。
第三者の意見を聞き、自分の身に起こっていることを正しく理解しましょう。

配偶者や恋人からのDVやストーカー被害相談が増えている現在では、支援の方法に地域差はあれど行政でも対応をしています。
例えば、30分程度の弁護士相談、シェルターの紹介、新たな生活を始めるための当面の生活資金貸付、各種手当の説明なども聞けば丁寧に教えてくれるでしょうし、夫婦問題に特化したカウンセラーはあなたの心のケアを第一に考えた上で、DV被害者のあなたは今すぐに何をしたら良いのか、離婚後は何をどのように進めたら良いのかなど、知識や経験をもとにサポートしていきます。

「両親が心配するから親には言えません」という方が多いのも、DV被害者の特徴かなと思います。
自分の事よりも他人の気持ちをつい考えてしまうほど、優しいのです。
でもDVを受け離婚を考えているようでしたら、その事実をご両親にはお話されたらいかがでしょうか。
いざという時に必ず力になってくれるし支えてくれる存在になります。
親は子どものしあわせを願うものですが、子どもが独りで悩み続けることを望んではいません。
しあわせのフリはしなくても良いのですよ。
「わたしは、いま、こんなに苦しい」と助けを求めることは自然なことです。
困った時は遠慮なく助けてもらって良いと思います。

別居してみる

DV夫と一緒にいることに苦痛を感じているのなら、別居することもお勧めです。
・DV夫から心理的な距離を取るため
・本当に1人で生きていくことが出来るのか試すため
・お互いが大切な存在であるかを再確認するため
・DV夫から逃げるため
などのメリットがあります。

もしかしたら夫が心から反省し、修復を考える方向になったり。
もしかしたらあなたがモラハラだと感じていたことが、違うと分かったり。
もしかしたら別居したことであなたの精神的自立に繋がり、離婚へ向けて強く進めるきっかけになるかも知れません。

離婚後の生活をシュミレーションする

離婚する=経済的精神的自立 だと考えています。

専業主婦が離婚をする場合は、長いブランクがあっても出来る仕事を探す、資格取得やスキルアップを考えるなど必要かもしれません。
別れた夫から養育費を貰っても、それだけでは子どもに十分な教育を受けさせることは難しいでしょうし、生活のためにもあなたが大黒柱となり働くことは必須になります。

また、離婚後の住まいはどうするのか、毎月の生活費はどの位かかるのか、子どもがいる場合学校関係の手続きはどうなるか等、事前に調べておくと良いと思います。

DV夫から逃げるためには

不貞行為が理由で離婚を決意した場合は、離婚後の生活を第一に考えて下準備期間が必要だと提案しますが、命に危険があるようなDVの場合は身の安全が最優先と考えます。

DV夫から逃げる場合は加害者があなたに近づけない措置として「保護命令」制度があります。
「接近禁止命令」や「退去命令」があり、生命や身体に危害を加えられる恐れがあると思われるときに申立てすることができます。

また避難後の支援措置として「住民基本台帳事務における支援措置」制度もあります。
これは、加害者が住民基本台帳の一部の写しの閲覧、住民票の写し等の交付、戸籍の附表の写しの交付の制度を不当に利用し被害者の住所を探索することを防止する制度です。
申請にあたっては、事前に配偶者暴力相談支援センター又は警察等に相談する必要があります。

最後に

いくつかDV夫と離婚をするまでにやることを挙げてみましたが、いかがでしたか?

離婚を考えても、そこから先に進むのは今後の生活や子供のことを考えると大きな不安があって当然です。
両親が揃っていないことが子どもに悪影響を与えると思うから・・と感じてDVを耐えているかたもいらっしゃるようですが、子どもにとって大切なのは、両親が揃っていてもDVを受けている親の姿を見ていることより、ひとり親であっても逞しく生き笑っている親の姿です。

なかには、夫のDVに対する不満を違った形で解消する為に、不倫や依存行為に走ってしまう方もいらっしゃいます。
歪んだ形ですが、そうすることで、ご自身の心を保っているのです・・。

あなたの本当の望みは何でしょうか。
あなたに起こっている出来事を正しく理解し、向き合う。
それって時に辛いことで目を背けたくなる事かもしれません。
でもそこを乗り越えれば、今とは違った現実があなたを待っているのです。

カテゴリー: 埼玉離婚相談ブログ, 離婚問題
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