DVを受けているかも知れないあなたへ

DV・暴力・ドメスティックバイオレンス

DV(ドメスティック・バイオレンス)の問題は根深く、離婚に直結するような夫婦の相談内容として常に上位を占めています。
現在は、周囲からは分かり難いような家庭内だけでの精神的暴力や、生活費を渡さない、借金を繰り返すなどの経済的暴力が多くなってきているような印象を受けています。

暴力の種類

1)身体的暴力
殴る、蹴る、身体を傷付ける、物を投げるなど

2)精神的暴力
無視をする、責め続ける、見下す、脅迫するなど

3)社会的隔離
交友関係を細かく監視したり、親兄弟との連絡を取らせないような行動に出たりするなど、社会との繋がりを断絶したり孤立させたりすること

4)経済的暴力
生活費を渡さない、収入を得る事を阻害する、お金を取り上げる、借金を繰り返すなど

5)その他
性的暴力(性的強要、避妊に協力しない等)や、子どもを利用した暴力など

ひと言でDVと言っても、このように分類なされています。
次に、DVが繰り返されるサイクルを確認しておきましょう。

DVのサイクルとは

『DVが起こる関係では3つの段階が繰り返されるサイクルがパターン化している』と、アメリカの心理学者でDV研究家であるレノア・ウォーカーは説いています。
これは「暴力のサイクル理論」と呼ばれています。
どのようなサイクルでDVが循環しているのかは下記をご覧ください。

1. 緊張期
加害者は、些細な事でイライラし不満を募らせている時期。
苛立ちや不安を露わにし、威圧的態度になる。
被害者は、相手の顔色を伺い、怯えている。
暴力は自分のせいだと考えてしまう。

2. 爆発期
加害者は、怒りや感情をコントロール出来なくなる。
爆発的に暴力をふるってしまう時期。
被害者は、無力感、脱力感、恐怖感。
時には重度の怪我を負うこともある。

3. ハネムーン期
加害者は、被害者に対して暴力をふるったことの反省や謝罪をして、別人のように優しくなる。同情心に働きかける。親密になる時期。
被害者は、優しくされたことにより「やっぱり彼を信じよう」「わたしは愛されている」と感じる。

このように、加害者は被害者に対して常に暴力的に支配するのではなく、反省したり、優しくし気遣う態度を見せたりするのです。
このサイクルは繰り返され、次第にこの回転が速くなり、暴力が激しくなります。

 

内閣府が出した全国20歳以上の男女5,000人を対象にした「男女間における暴力に関する調査(平成26年)」を確認すると、女性9.7%、男性3.5%がDVは何度もあると回答しています。女性の場合はDVが1~2度あったという回答を含めると23.7%、同じく男性は16.6%がDVを受けたことがあるというのが現状です。(有効回収数は70.9%)

DVを受けたら

DVは単なる夫婦喧嘩ではありません。
コミュニケーションの一環でもありませんから、不条理な被害にあっていると認識することが大切です。

「自分さえ我慢すれば、自分さえ犠牲になれば・・・」というような考えでいると、繰り返される当たり前ではない関係性からますます抜け出せなくなる状況になります。
そのうちに被害が拡大することも考えられるのです。

もし、あなたがDVを受けているのだとしたら、あなたと子の身と安全を守ることを最優先に考えましょう。
あなたを助け出せる場所や方法は必ずあります。
でも、未来を変える一歩を踏み出すのは、あなた自身でしかありません。
だからこそ「助けて」と言える勇気を持ってください。

DVから抜け出すには、第三者、特に専門家の支援が非常に有効です。
夫婦問題やDVに詳しいカウンセラー、地域の男女共同参画センター、配偶者暴力支援センター、警察などでもDVについて相談に乗ってくれます。
どこに相談したら良いのか分からない方はお気軽にお問い合わせくださいね。

カテゴリー: 埼玉離婚相談ブログ, 離婚問題
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