老後2000万円問題に思う、シングルマザーのための資産形成

シンママ・老後資金・ひとり親家庭

老後の不安はあるが生活費と教育費で老後資金が貯められないシンママたち

2019年6月に金融庁の市場ワーキンググループがまとめた提出書により、老後2000万円問題が大きくクローズアップされました。

「老後資金は年金だけでは足りないようだ」「老後のために、個人で2000万円貯めなくては生活出来なくなるらしい」と、老後とお金の不安が一気に襲ってきたようなテーマでもありましたね。
今まで、老後について「まだ先のこと」などと考えていた人にとっては、この老後2000万円問題が老後の資産形成について、真剣に考えるきっかけになったのではないでしょうか。

今回は「老後のための資産形成は気になるけど、今は生活と子どもの教育費だけで毎月カツカツ。老後資金どうやって貯めよう?!」と感じているシンママに向けた記事です。

シングルマザーの貯蓄額と収入の現状

2020年総務省統計局(母子世帯の家計)によると、1か月平均実収入は217,676円、1か月平均消費支出は191,309円となっています。
この数字は社会保障給付等を含めたもので、多くのシングルマザーは、この月収で子との衣食住の生活費、習い事や塾等を含む教育費、医療費等様々な出費を捻出しています。

国や自治体からの給付や支援があっても、家賃や固定費の負担がそれなりにあれば、実際には生活は厳しい状況でしょう。
最新のデータによれば、母子世帯の貧困率は5割越え、そのうち1割がディーププア世帯だと言われています。
故に、老後のための資金形成は気になっているが、その前に教育資金が先で自身の貯蓄に回せるだけの余裕がない、と感じているようです。

また2019年厚労省の国民生活基礎調査(貯蓄・借入金の状況)によると母子世帯で貯蓄があると答えた世帯は65.0%、1世帯あたりの平均貯蓄額は389.8万円、うち最も多い貯蓄額割合が50万円未満の9.9%となっています。

まずは家計におけるお金の流れを把握して貯蓄体質の練習を

老後2000万円足りない・・・。
とはいえ、全ての人に2000万円という数字が当てはまる訳ではありません。
個々の生活レベルや厚生年金の額によっては、じつはそれ以上に準備しないといけない人も。

しかし、ただ闇雲に節約ばかりしていても人生に彩がなくなってしまいそうだし、逆に諦めて目を背けるのも非現実的です。
まずは出来る事からコツコツと、目の前のことから始めてみませんか?
ちりも積もればなんとやらです。

1)収入を増やす
家計管理をし、節約でお金を貯めていくのは勿論素晴らしいことですが「収入を増やす」という方法があることも忘れずに。働き方を変える、副業を始める、フリマアプリで不用品を売るなど、どうしたら収入が増えるかを考えるのも楽しいと思います。

2)家計簿をつけてみる

なかなか貯蓄が出来ない人は、支出の癖を知るために1度家計簿をつけてみることをお勧めいたします。
今は簡単にスマホアプリで家計管理が出来てしまいます。
使途不明金を洗い出すことを目的とした家計簿をつけてみませんか?
お金の流れを知ることで意識が変わりお金の使い方にも変化が起こり、不要な支出を抑制し貯金に繋げていきます。

3)借金は早めに返済する
また、仮に今、カードローン等の返済があるのだとしたら、計画的に早く返済を終わらせてしまいましょう。
手元にお金がない中で、リボ払いなどを組んでしまうのは危険です。
お金の流れを整える意味で、家計が安定するまでは管理がしやすくお金の流れが目に見えて分かる「現金」で、貯蓄体質になる練習をしていきましょう。

お金に対する意識をしっかりと持っている人が貯蓄上手になれる

お金の使い方が上手な人、お金に対する意識をしっかりと持っている人が貯蓄上手となります。

例えば、毎月支払っている固定費を見直すことはとても大切です。
家賃や通信費、保険などそもそも金額が大きいものが多いので、一旦見直しをしてしまえば以降の支出は大きく変わるでしょう。
また、雑費や交際費などにおける使途不明金を明確にすることで、家計の負担はぐんと減ります。

そして、お勧めはやっぱり王道の先取り貯金。
毎月決まった金額を「無かったもの」として考え貯蓄に回しましょう。
先取り貯金を習慣にしてしまえば、楽にお金が貯められますね。

お金を使う時には「消費」「浪費」「投資」のどれに当たるのかを考えてみることも大切です。
消費は、日々の生活に必要なお金のことで、家賃・水道光熱費・食費・日用品費・交通費などがそれに当たります。
浪費は、簡単に言えば「無駄遣い」のこと。
支払った金額に対して効果や価値が見出せないものとなります。
投資とは、払った額以上の価値があるお金の使い方のこと。
収入やスキルアップに繋がるための費用や老後の資産形成、子どもの教育費なども投資と考えて良いと思います。
お金を支払う際に、どれほどの価値があるのかを考えられると良いですね。

思うに、年収が多い人が貯蓄が出来るとは限りません。
お金とどう向き合うか今後どう改善できるかで家計は大きく変わるのです。
諦めずコツコツと続けていくことが大切だと思いませんか。

税制優遇で有利に資産形成が出来るiDeCoとつみたてNISAを上手く利用しよう

年金だけだと老後2000万円不足するのだとしたら、老後資金は自分で作るしかないのではないでしょうか?
「iDeCo」「つみたてNISA」はそんな国民の不安に寄り添う優しい制度で、運用益に一切税金がかからないというメリットがあります。

iDeCoは、投資した掛金限度額が所得控除の対象となり、結果として所得税と住民税も軽減されます。
特徴としては、老後資金作りを目的とした制度のために、途中で解約してお金を自由に使うことができません。
一方、つみたてNISAは少額投資非課税制度といい、年間40万円までを最長20年間にわたって積み立て投資をしていく口座。
こちらは60歳以前にお金を引き出すことが可能です。

生活状況や働き方などを総合的に考えて、自分にはどちらの制度が合っているのかをよく検討し、老後の資産形成に利用すると良いでしょう。
シングルマザーは所得控除の額によって受けられる支援も変わってきますから、税制優遇をじょうずに利用して老後の資産形成に役立てられると良いですね。

カテゴリー: ひとり親家庭, マネー, 埼玉離婚相談ブログ
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