ギャンブル依存症、家族がしてはいけない事と3つの対応!

ギャンブル依存症・相談・家族崩壊

夫や妻がギャンブルにのめり込み、どう対処して良いか分からないというご相談もあります。

お小遣いの範囲で楽しんでいるはずのギャンブルが、いつの間にか多額の借金をしていたりお金欲しさに犯罪に手を染めたりという話は度々ニュース等でも聞きます。

車内に子どもを放置してギャンブルに興じ、子どもを死なせてしまうような話も普通では有りえないことですが、これもギャンブル依存状態による行動だと思われます。

どんな状態をギャンブル依存症というのか

パチスロ、競馬、競艇などのギャンブルによって経済的、社会的、精神的な不都合が生ずるにもかかわらず止めることができない病気です。

借金をしてまでもギャンブルをし、またそれによって自分自身が苦しかったり周囲の人間を苦しめたりしてしまうのに止められない病気です(WHO指定、病的賭博または脅迫的ギャンブルともいう)。

ギャンブル依存症は進行性の病気で、本人が底つきを感じない限り悪化していきます。
「否認の病気」と言われるほど本人が依存を認めないので、回復はとても難しいと言われています。

なぜいつまでも依存症でいられるのか

依存症の人の近くには、必ずといって良いほど共依存の人がいます。
共依存とは、今回のギャンブル依存に例えると「ギャンブルを止めて欲しい」と思っているのにお金を渡してしまう、行ける状態を支えている、借金の肩代わりをしてしまう、など本人が苦労を感じる前に先回りして手助けしてしまう人のことを言います。

この病気の怖いところは、本人よりも周囲の人間がとても苦しんでいるということ。
本人は常に助けられているので辛さを感じません。

共依存の人は、自分も苦しいのに依存症の人を助けなくてはと錯覚し、本人を楽にさせ共依存の人間がまた苦しんでいるという無限の回転木馬に乗っている状態です。
親子間、夫婦間に良く見られます。

そんな関係、すぐにでもやめたほうが良い!

パートナーを依存症から救いたいのであれば、また自分自身も先の見えない苦しみから解放されたいのであれば、今すぐにでも依存共依存の関係を断ち切ったほうが良いでしょう。

ギャンブル依存の例で言えば、ギャンブルに行けるお金を渡さないこと。

依存症者はあの手この手で金銭を要求してきます。
お金を渡さないと嘘をついてまで請求するでしょうが負けてはいけません。
仮に借金が膨らんでも、ギャンブルで作った借金は家族には関係がないと理解ししっかり境界線を引くこと、繰り返される依存症者の対応に負けないような心でいられる強さを持つことが大切です。

家族のあなたが出来る3つのこと

依存症者がギャンブルをする手助けになるような行為をしないこと、境界線をしっかり引くこと、そして「ギャマノン」という家族の会に参加する事です。

完全匿名のこの会は、ギャンブル依存症に関わり苦しんだ周囲の人間が言いっ放し聞きっ放しで気持ちを楽にすることができる自助グループです。

また、依存共依存について学ぶ良い機会だと捉えること。

日本人に多い「相手を思いやって世話を焼くことを美徳」とするのではなく、相手との境界線を持ち、お互いが自立した関係でいられること。
例えば、いつまでも子を監視し世話を焼きたがる親子関係も歪んだ愛の形でその一つです。

依存症者は何をもって回復できるのか

ここでは、敢えて「回復」と言います。

なぜなら完治をしない進行性の病気だから。
依存症者が底つきを感じ、もう後がないと感じるまで病的賭博は進行し続けます。
また回復後も再びトリップする事もあります。

アルコール依存症や薬物依存は身体に悪影響が出て周囲の気付き、本人の自覚がありますが、ギャンブル依存は脳の回路を破壊するため外見からでは気が付きにくく本人も自覚症状がない為、回復の難しい病気と言われています。

しかしギャンブル依存症者の集う自助グループ「GA(ギャンブラーズ・アノニマス)」に定期的に通う事により、回復している依存症者もいますので希望がない訳ではありません。

離婚をしたほうが良い場合もある

親や配偶者、そして子どもがギャンブルで多額の借金を繰り返し作り、家族で返済に追われているというケースが意外に多いのです。

絶対に肩代わりをしてはいけない、本人に気付きを与えるべきだと伝えても先回りして手助けしてしまうのです。

その結果、どうなるか分かりますか?

依存症者はさらにギャンブルにのめり込める状態になり、更なる借金を重ねることになります。
結果、また「見守る事の出来ない家族」が手助けをしてしまうのです。

夫(妻)がギャンブル依存症であった場合、妻(夫)が共依存でなくてもしっかりと依存状態で居られる理由、それは背景に歪んだ親子関係がある場合も。

親子で「依存共依存の関係」が成り立っているために配偶者がいくら「手助けをしない努力」をしても無駄な努力に終わります。

依存共依存の関係とは優しさや愛情の裏に潜む魔物で、外部から見たらこの負のループは見えないところが厄介なのです。

親子の共依存が成り立ち、手に負えない状況を感じたらその夫婦は離婚をしたほうがしあわせでもあるのです。
ギャンブルに関わらず、アルコール、薬物、性的依存など様々な依存対象が世の中には溢れていますが、家族として苦しい思いを感じているのなら躊躇せず専門家とコンタクトをとって楽になって欲しいと思います。

 

カテゴリー: 埼玉離婚相談ブログ, 離婚問題
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